内科

当院の一般内科では、急性疾患から慢性疾患まで、内科全般の幅広い疾患に対応しています。高血圧糖尿病脂質異常症など生活習慣病や睡眠時無呼吸症候群、アレルギー疾患など、患者さま一人ひとりの症状に合わせた治療を提供しています。

頭痛

頭痛は、多くの方が経験する一般的な症状ですが、原因やタイプによって適切な対応が異なります。
軽度なものが大半ですが、一部には命に関わる病気(二次性頭痛)や慢性的な頭痛(一次性頭痛)があります。

パーキンソン病など神経変性疾患

パーキンソン病は、脳内で神経伝達物質「ドパミン」の分泌が低下することで発症する進行性の病気です。
ドパミンは脳から筋肉への指令を伝える役割を持ち、スムーズな体の動きを可能にします。
この物質が減少すると、運動のぎこちなさや震えなどの症状が現れます。

もの忘れ,認知症

もの忘れは、年齢とともに誰もが経験する一般的な現象で、これは「良性健忘」と呼ばれます。
例えば、「どこに鍵を置いたのか思い出せない」「名前がすぐに出てこない」といった現象がこれに該当します。
このようなもの忘れは加齢による脳の正常な変化である場合が多いですが、認知症や軽度認知障害(MCI)の兆候である可能性もあります。
そのため、もの忘れが日常生活に影響を与えるほど頻繁になる場合には注意が必要です。

てんかん

てんかんは、脳の神経細胞が異常な電気的興奮を起こすことによって、けいれんや意識消失などの発作(てんかん発作)を繰り返す慢性の中枢神経疾患です。
乳幼児から高齢者まであらゆる年齢層で発症する可能性がありますが、高齢者の方にも多く見られます。

脳血管障害

脳血管障害は、脳の血管に異常が生じて発症する疾患の総称で、「脳卒中」として知られています。代表的な疾患には脳梗塞、脳出血、くも膜下出血が含まれます。
これらの疾患の主な原因は、高血圧、動脈硬化、糖尿病、心房細動などであり、血管の狭窄や閉塞、破裂を引き起こします。
その結果、脳への血流が障害され、多様な症状が現れます。脳血管障害は早期診断と迅速な治療が極めて重要です。

免疫神経疾患

重症筋無力症は、自己免疫疾患の一つで、免疫システムが神経と筋肉の接合部を攻撃し、筋肉が正常に動かなくなる疾患です。
特に胸腺の異常が関与していると考えられますが、正確な発症原因はまだ解明されていません。

筋疾患

筋ジストロフィーは、主に骨格筋に影響を及ぼす遺伝性筋疾患の総称です。
この疾患では、筋細胞の機能や構造が損なわれることで筋力が徐々に低下し、日常生活にさまざまな支障をきたします。
筋ジストロフィーは遺伝子の異常によって発症し、その種類や症状の進行具合は患者さまごとに異なります。
最も頻度が高いのは筋強直性ジストロフィー(DM: Myotonic Dystrophy)ですが、他にもデュシェンヌ型筋ジストロフィー(DMD)やベッカー型筋ジストロフィー(BMD)など、多くの種類があります。

予防接種

予防接種は、感染症のリスクを低減し、健康を守るために行われます。
感染症には流行しやすいものや、生命に危険を及ぼすもの、後遺症が残る可能性があるものがあります。
これらを予防するために、ワクチンを体内に接種し、免疫を獲得することが目的です。

睡眠時無呼吸症候群

睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)は、睡眠中に呼吸が何度も止まったり浅くなったりする疾患です。
10秒以上の「無呼吸」が1時間に5回以上、または一晩(7時間)で30回以上見られる場合に診断されます。
この疾患は、睡眠の質を低下させるだけでなく、日中の強い眠気や集中力低下を引き起こします。
さらに放置すると高血圧や脳卒中などの重篤な合併症につながるリスクもあります。