脳ドック(認知症・脳卒中ドック)で何がわかる?

当院の認知症・脳卒中ドックは、「画像(3テスラ)」「採血(HOMA‑IR・ホモシステイン等の特殊検査を含む)」「心電図(最長5日ホルター)」「認知機能検査(Advanced, Executiveのみ)」「全身がんMRI(Executiveのみ)」5つの検査で、脳卒中・認知症リスクを含めた全身状態を多面的に評価します。

見える

3テスラMRI/MRA
(脳+頸動脈)

  • 慢性虚血性変化
  • 脳動脈瘤
  • 頸動脈狭窄症

高分解能の画像で、脳と頸動脈の所見を確認します。

3テスラMRIの詳細を見る
測る

認知症・脳卒中
リスク採血
(例)

  • HOMA‑IR(インスリン抵抗性)
  • ホモシステイン
  • 一般採血も含む

認知症・脳卒中のリスクとなりうる代謝・血管リスク(HOMA-IRやホモシステインを含む採血)を詳細に評価します。

認知症・脳卒中リスク採血の例を詳しく見る
見逃しにくい

最長5日ホルター心電図
(心房細動検出)

Advanced / Executive限定
  • 無症状の心房細動
  • 発作性心房細動
  • 脳梗塞の原因探索

脳梗塞の原因となりうる不整脈の検出。

ホルター心電図と脳梗塞予防を詳しく見る
数値で整理

認知機能評価
(Mini‑Cog+TMT A/B)

Advanced / Executive限定
  • 記憶・見当識(Mini‑Cog)
  • 注意・処理速度/実行機能(TMT)
  • ベースライン作り

「なんとなく不安」を、短時間のテストで“いまの位置”として見える化
面談では、睡眠・運動・栄養・薬の見直しなど、今日からできる予防の優先順位に落とし込みます。

認知機能評価のメリットを見る
全身も一緒に

全身がん検査MRI
(DWIBS)+肺CT

Executive限定
  • 全身を一度に確認
  • MRIは被ばくなし
  • 肺はCTも併用

脳・心臓に加えて、全身のがんリスクもまとめてチェック
ExecutiveではDWIBSに肺CTを組み合わせ、見落としやすい肺微小結節にも配慮します。

DWIBSのメリットを詳しく見る
この3検査を組み合わせて、最終的に受け取れること
1

いまの所見

脳・頸動脈の状態を画像で確認します。

2

将来のリスク

採血で内側のリスク要因を整理します。

3

優先順位

専門医面談で、対策を「いまやる順」に落とし込みます。

※脳ドックは将来を断定するものではなく、リスク評価と予防設計のための検査です。

⚠️ 強い頭痛、麻痺、ろれつが回らないなど今まさに症状がある場合は、ドックではなく外来受診や救急受診を優先してください。

東京で脳ドックを選ぶポイント(おすすめのチェックリスト)

東京で脳ドックを探すと、施設によって検査の組み合わせ結果説明の深さが大きく異なります。
迷われる場合は、次のチェックリストを基準にすると選びやすくなります。

脳だけでなく血管まで評価できる(MRA)

脳血管に加えて、可能なら頸動脈も確認できると安心です。

画像の質を重視している(3テスラ等)

微細病変や血管描出の観点で、分解能は重要な要素です。

採血など画像以外の評価がある

将来リスクの整理には、内側の要因(代謝・血管)も欠かせません。

不整脈(心房細動)など原因評価ができる

脳梗塞の原因となりうる不整脈は、長時間のモニタが有用です。

専門医の面談で結果説明がある

結果を「理解して終わり」ではなく、行動に変える設計が大切です。

通いやすさ(アクセス/所要時間)

忙しい方ほど「通いやすさ」が重要です。

当院の認知症・脳卒中ドックは、このチェック項目を満たすことを重視して設計しています。

当院の認知症・脳卒中ドックが選ばれる理由

他の人間ドックとの違い

“撮る”だけで終わらない、一歩進んだ脳ドック

  • 認知症・脳卒中リスク採血3テスラMRIホルター心電図により多角的にリスク評価
専門医による説明と伴走

神経内科専門医/総合内科専門医が担当

  • 脳を専門とする神経内科専門医が、認知症・脳卒中予防に向けて「今変えられる行動」をご提案
通いやすさ

吉祥寺駅 徒歩1分の好アクセス

  • 吉祥寺駅から徒歩1分の駅近で、立ち寄りやすい立地
  • 新宿、渋谷、立川などのターミナル駅から20分圏内

医師のご紹介

院長 大崎雅央の写真
院長 大崎 雅央
Neuro Preventive Care

院長 大崎 雅央からのご挨拶

10年後の脳のために、今できることを」。

認知症、脳卒中を予防する観点から、明日から実行できる対策を提案します。 生活・睡眠・栄養・薬物療法まで、一緒に考えていきます。

略歴
  • 東京大学医学部医学科 卒業
  • 東京大学医学部附属病院・虎の門病院など基幹病院での臨床経験
  • 日本神経学会認定 神経内科専門医・指導医
  • 日本内科学会認定 総合内科専門医
診療ポリシー
  • 3テスラ MRI+頸動脈MRA・長期心電図・リスク採血を総合評価
  • 数値を「行動に変える」ための面談を重視
  • 必要時は適切に二次診療へ連携し、継続的にフォロー

こんな方に「認知症・脳卒中ドック」をおすすめします

「今は元気だけれど、この先のことが少し不安…」。
そんな40〜60代の働き盛りの方を中心に、次の3つのタイプの方によくお選びいただいているドックです。

「この働き方を、あと10年以上続けたい」と思う方へ

会議や判断が多い、働き盛り・管理職・知的職の方

日々の仕事で頭をフル回転させているからこそ、
「物忘れが増えたらどうしよう」「判断力が落ちたくない」と感じている方向けです。

3テスラMRIで脳と血管の状態を確認し、認知機能テストで 「今の自分の位置」を数値で見える化。
面談では、仕事や生活リズムに合わせて現実的に続けやすい対策を一緒に考えます。
おすすめコース:Advanced / Executive

画像・認知症・脳卒中のリスクを評価する採血に加えて、認知機能検査+最長5日ホルター心電図までセットになっているので、
忙しい方でも一度で「脳・心・生活習慣」をまとめてチェックできます。 「全身がんMRIでがん検診も一緒に受けおきたい」とお考えの方には Executive もご提案しています。

管理職・専門職・フリーランスなど、頭を使う仕事が中心
「最近ちょっと物忘れが増えた気がする」が気になっている
10年先も、今と同じように働けるか不安がある
「親がそうだったから、自分も心配…」という方へ

家族歴・健診の数値から、将来のリスクが気になり始めた方

「親が認知症だった」「脳梗塞で倒れた家族がいる」「健診でいつもグレーの数値」といった方が、
“自分ごと”として一度きちんと整理しておくためのドックです。

3テスラMRI+頸動脈MRAと、認知症・脳卒中のリスクを評価する採血を組み合わせて、
「今、どこに気をつければいいか」を優先順位をつけてお伝えします。
おすすめコース:Essential / Advanced

まずは画像+リスク採血+専門医面談がセットになった Essentialコース が基本。
「認知機能もしっかり数値で見ておきたい」「心房細動も気になる」という方は Advanced が安心です。

家族に認知症・脳梗塞・心筋梗塞などの病歴がある
健診で血圧・血糖・脂質が「要経過観察」と言われている
いきなり薬ではなく、まずは現状と対策を整理したい
スマートウォッチやご家族から動悸・いびきを指摘された方へ

動悸・いびき・睡眠の質が気になる方

「スマートウォッチで不整脈と出た」「パートナーから、いびきや無呼吸を指摘された」など、
すでに小さなサインが出ていて不安を感じている方向けです。

最長5日ホルター心電図で隠れ心房細動の有無を確認し、
脳MRI・頸動脈MRAとあわせて「脳梗塞を遠ざけるためにできること」を具体的にお伝えします。
必要に応じて、睡眠検査や循環器専門医への紹介も行います。
おすすめコース:Advanced / Executive

心臓のリズムや睡眠と脳の関係まで見ておきたい方は、ホルター心電図が含まれる Advanced が基本。
「全身のがんの有無も一緒に見ておきたい」とお考えの方には Executive もご提案しています。

スマートウォッチで「不整脈」「AF疑い」と表示されたことがある
いびき・無呼吸・日中の眠気など、睡眠の質が気になっている
脳梗塞や突然倒れるリスクを、今のうちに減らしておきたい

※強い頭痛・手足のしびれ・ろれつが回らない・急な視力低下など、今まさに症状がある場合は、
ドックではなく保険診療(通常の外来)や救急受診を優先していただくようお願いしています。

3つのコース(自由診療)

画像+採血でリスクを把握。

Essentialコース

99,000円(税込)
  • 脳MRI・MRA+頸動脈MRA(3テスラ)
  • 認知症・脳卒中リスク項目の採血
  • 専門医面談によるご説明

血算・生化学など一般検査を含みます。面談はオンライン可。

当院おすすめ認知機能、不整脈の評価

Advancedコース

149,000円(税込)
  • Essentialの全て
  • 認知機能検査(Mini-Cog, TMT A/B)
  • ホルター心電図(最長5日)

長期心電図モニタで“隠れ不整脈”の見落としを低減し、認知機能を定量的に評価します。

全身のがん検査MRIを含めて

Executiveコース

249,000円(税込)
  • Advancedの全て
  • 全身がん検査MRI(DWIBS)
  • 肺CT(肺微小結節の検出)

脳・心臓に加えて、全身のがんリスクもできるだけ網羅的にチェックします。

コース別 含まれる検査一覧

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検査・内容 Essential Advanced Executive
料金(税込) 99,000円 149,000円 249,000円
専門医面談によるご説明
脳MRI・MRA・DWI+頸動脈MRA(3テスラ)
認知症・脳卒中リスク項目の採血
認知機能検査(Mini-Cog, TMT A/B)
ホルター心電図(最長5日)
全身がん検査MRI(DWIBS)
肺CT(肺微小結節の検出)

どのコースがよいか迷われる場合は、脳画像・認知機能・心房細動リスクをまとめて確認できる Advanced(当院おすすめの標準コース)からのご受診をおすすめしています。

認知症・脳卒中リスク項目の採血の例

インスリン抵抗性(HOMA‑IR)

中年期の脳ブドウ糖代謝低下との関連1や、非糖尿病における虚血性脳卒中リスク上昇2が報告されています。

HOMA-IRと虚血性脳卒中のハザード比(NOMAS, 非糖尿病) 第4四分位(≥2.8)でHR=2.83(95%CI 1.34–5.99)。Rundekら 2010 の概念図。 0123 ハザード比(虚血性脳卒中) Q1–Q3(<2.8) 1.0 Q4(≥2.8) 2.83

出典:Rundek T, et al. Arch Neurol 20102。図は概念図です。

ホモシステイン

ホモシステイン高値は、年齢等を調整後も認知症・アルツハイマー病の発症と独立して関連します(Framingham)3

ホモシステインとアルツハイマー病相対リスク(Framingham) >14μmol/Lで約1.9倍(基準=≤14μmol/L)。Seshadriら 2002 の概念図。 0123 ≤14 μmol/L 1.0 >14 μmol/L 1.9 相対リスク(AD)

出典:Seshadri S, et al. NEJM 20023;Lonn E, et al. NEJM 20066。図は概念図です。

※採血にはその他のリスク評価の項目に加えて、一般項目(血算・生化学・免疫学的検査 等)を含みます。実際は複数指標を組み合わせ、「いま変えられる」優先順位を個別に提案します。

最長5日間ホルター × 心房細動検出で、脳梗塞を遠ざける

心房細動と脳卒中・認知症の関係

心房細動(AF)は心原性脳梗塞の主要因で、適切な抗凝固療法が発症予防の要です78。また、微小塞栓・低灌流などを介し認知症リスク上昇とも関連することが報告されています9。AFが検出されれば、適応に応じてDOAC(直接経口抗凝固薬)などの治療介入を検討します8

AF患者の脳梗塞相対発症率(概念図) 未治療を1.0とした相対値。VKAは約0.36、DOACは約0.29。根拠:Hart 2007、Ruff 2014。 0 0.5 1.0 心原性脳梗塞 相対発症率(未治療=1.0) 未治療 VKA(ワルファリン) DOAC 1.0 0.36 ≈0.29 心原性脳梗塞 相対発症率(未治療=1.0) VKA:-64%10/DOAC:VKA比 -19%11

※概念図。適応はCHA2DS2-VASc・HAS‑BLEDなどを総合し専門医が判断8

長く着ける理由

発作性心房細動は発作のない瞬間には心電図が正常のため、単発の12誘導心電図での検出確率はきわめて低率(概ね数%未満)です。

長期ホルター心電図は不整脈の検出が増え、日数とともに累積検出率が上昇します45

スクリーニングとしては5日間がバランスに優れ、検出機会と生活負担の両立を狙います。

モニタ日数と累積検出率(概念図) 1日13%、3日28%、7日47%、14日66%(Open Heart 2020)。 AF累積検出率(%) 0%20%40%60%80% 1日 3日 7日 14日 13% 28% 47% 66% モニタ日数(日)

出典:Barrett PM, et al. Am J Med 20144;Chua SK, et al. Open Heart 20205。図は概念図です。

※装着は自宅で可能/返却は宅配。貼付部の皮膚刺激などの軽微なリスクがあります。

Executive限定

全身がんMRI(DWIBS)のメリット

原発がんの検出感度(WB‑MRI/関連DWI)

疑い症例・高リスク群など特定文脈での代表値(患者単位)。対象・病変サイズ・プロトコルで変動します。

WB‑MRI/関連DWIの原発病変 検出感度(代表) 大腸がん(一次診断・DWI)88%、肺がん(悪性肺結節鑑別・DWI)85%、頭頸部原発不明(原発同定・DWIBS)88.9%。 WB‑MRI/関連DWIの原発病変 検出感度(代表) 0% 25% 50% 75% 100% 88% 85% 88.9% 大腸がん 肺がん 頭頸部原発不明

* 大腸がん:DWIメタ解析 感度88%・特異度87%16
* 肺がん:DWIメタ解析(PET/CT比較)感度85%・特異度91%17
* 頭頸部原発不明がん:DWIBSで原発同定 感度88.9%18
※ 肺の微小結節はCTが得意なため、Executiveでは胸部CTを併用します。

PET‑CTとの比較

被ばくの観点では、MRIは0mSv。Executiveでは胸部CTを組み合わせます(被ばくはCT分のみ)。

被ばく量の比較(0起点) 全身がんMRI+胸部CT:約10mSv / FDG‑PET/CT(低線量CT):約14mSv / FDG‑PET/CT(診断用CT):約24mSv。 0 5 10 15 20+ 実効線量(mSv・概算) 全身がんMRI + 胸部CT ≈10 FDG‑PET/CT(低線量CT) ≈14 FDG‑PET/CT(診断用CT) ≈24

PET/CTの平均実効線量:低線量CT併用 約14mSv、診断用CT併用 約24.4mSv(BMC Med Imaging 2016 など)15。胸部CTの実効線量は装置・条件で変動します。

モダリティ感度特異度
WB‑MRI(全身MRI)90%95%
FDG‑PET/CT93%95%

上表の数値は、原発巣の検出ではなく、治療前ステージングにおける 遠隔転移(Mステージ)の有無を患者単位で判定した成績です。 対象は消化器・肺・乳腺・頭頸部など複数種類の固形がんが混在する集団で、 主要出典は Antoch ら(JAMA 2003)。WB‑MRIで感度90%・特異度95%、 FDG‑PET/CTで感度93%・特異度95%が報告されています。 プロトコル・装置・病変部位により値は変動します。

※数値は対象・装置・解析で変動します。比較の主出典:JAMA 200314。最新のWB‑MRIはDWI(DWIBS)を含み、当時より感度が向上しうる点にご留意ください。

受診の流れ

1
Web申込(希望枠選択)→ 事前オンライン問診(家族歴・生活・服薬)
2
スタッフよりご連絡
3
来院①(15–20分):採血(説明5分)
4
メディカルスキャニングで3テスラ MRI(脳MRI/MRA・頸動脈MRA)— 当院が予約代行(メディカルスキャニングでのお支払いはありません。)
5
結果解析(約2–3週間):画像・リズム・バイオマーカーを総合的に評価
6
来院② 専門医面談による結果のご説明(10分程度)優先順位付きアクション(栄養・運動・睡眠・必要時の専門診療へ)
7
フォロー:12–18か月後の再評価をご提案(任意)
1
Web申込(希望枠選択)→ 事前オンライン問診(家族歴・生活・服薬)
2
スタッフよりご連絡
3
来院①(20–30分):採血+認知機能評価+ホルター心電図装着ご説明(説明5分/終了後は宅配返送
4
メディカルスキャニングで3テスラ MRI(脳MRI/MRA・頸動脈MRA)— 当院が予約代行(メディカルスキャニングでのお支払いはありません。)
5
結果解析(約2–3週間):画像・リズム・バイオマーカーを総合的に評価
6
来院② 専門医面談による結果のご説明(15分程度)優先順位付きアクション(栄養・運動・睡眠・必要時の専門診療へ)
7
フォロー:12–18か月後の再評価をご提案(任意)
1
Web申込(希望枠選択)→ 事前オンライン問診(家族歴・生活・服薬)
2
スタッフよりご連絡
3
来院①(20–30分):採血+認知機能評価+ホルター心電図装着ご説明(説明5分/終了後は宅配返送
4
メディカルスキャニングで3テスラ MRI(脳MRI/MRA・頸動脈MRA+全身DWIBS肺CT)— 当院が予約代行(メディカルスキャニングでのお支払いはありません。)
5
結果解析(約2–3週間):画像・リズム・バイオマーカーを総合的に評価
6
来院② 専門医面談による結果のご説明(20分程度)優先順位付きアクション(栄養・運動・睡眠・必要時の専門診療へ)
7
フォロー:12–18か月後の再評価をご提案(任意)

料金・注意事項

コース税込
Essential99,000円
Advanced149,000円
Executive249,000円

自由診療・保険適用外/価格は税込・総額表示

表示と安全への配慮

  • 検査の副作用・リスク:ホルター貼付部の皮膚刺激、MRIの閉所感 等
  • 本ドックは公的対策型検診(胃・大腸・乳腺 等)の代替ではありません
  • 必要時は内視鏡検査・マンモグラフィー等を個別にご案内します

よくある質問(FAQ)

脳ドックは何歳から受けた方がいいですか?

当院の認知症・脳卒中ドックに明確な年齢制限はありませんが、一般的には40代以降で、血圧・脂質・血糖が気になり始めた方や、ご家族に脳卒中・認知症の家族歴がある方におすすめしています。

認知症ドックと普通の脳ドックの違いは何ですか?

一般的な脳ドックは、主にMRI/MRAで現在の脳の状態(脳梗塞・脳動脈瘤など)を確認する検査が中心です。
当院の認知症・脳卒中ドックでは、それに加えて認知症・脳卒中リスク採血(HOMA‑IR・ホモシステインなど)や、最長5日間ホルター心電図認知機能検査を組み合わせ、将来リスクを評価した上で、具体的に予防を行うことを目的としています。

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科の脳ドックの所要時間は?

来院回数は原則2回です。
1回目:Essentialで約15〜20分、Advanced/Executiveで約20〜30分が目安です(問診・採血・認知機能検査・ホルター心電図装着など)。
MRI/CT検査は提携施設(メディカルスキャニング)で別途実施します。
2回目:結果説明の面談はコースにより10〜20分程度です。

保険証は使えますか?(保険診療との違い)

本ドックは自由診療(自費診療)のため、保険証を使った公的医療保険の適用外となります。料金は、Essential 99,000円/Advanced 149,000円/Executive 249,000円(税込・総額表示)です。
検査結果から病気が疑われる場合には、必要に応じて保険診療(通常の外来)での精査・治療をご案内します。

結果はどのくらいで分かりますか?

MRI画像・採血・(コースによっては)ホルター心電図や認知機能検査の結果を併せて評価するため、通常2〜3週間後を目安に結果説明のご予約をお取りしています。
重大な異常が疑われる場合には、適切なタイミングでご連絡し、保険診療や専門医療機関へのご紹介も含めてご相談します。

3テスラMRIのメリットは?

3テスラはSNR(信号雑音比)の向上により、脳や血管の描出で高分解能をねらえる点が利点です。頸動脈MRAなどの評価にも有用です。

体内金属(例:ペースメーカー)があっても受けられますか?

体内金属がある場合、本ドックのご利用が難しいことがあります。装置の安全性確認が必要なため、予約前に必ずご相談ください。

閉所恐怖症でも脳ドックを受けられますか?

強い閉所恐怖のある方は、MRI装置への入室自体が難しい場合があり、本ドックの実施が難しいことがあります。程度により対応が異なりますので、事前にご相談ください。

5日ホルターは本当に必要ですか?

装着期間が長いほど心房細動の検出が増えることが示されています45。脳梗塞の一次予防の観点から、取りこぼしを減らす目的で最長5日間のホルター心電図を採用しています。

血液検査はどのような項目を測定するのですか?

血算、生化学、免疫学的検査(甲状腺機能を含む)などの一般採血に加え、上記の例に挙げたHOMA‑IR・ホモシステインなど認知症・脳卒中リスクに関連する項目も測定します。複数指標を総合的に評価し、「いま変えられる」行動提案につなげます。

参考文献

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  1. Willette AA, et al. Insulin resistance, cerebral glucose metabolism and memory in midlife. JAMA Neurol. 2015. PubMed
  2. Rundek T, et al. Insulin resistance and risk of incident ischemic stroke in nondiabetic patients (NOMAS). Arch Neurol. 2010. PubMed
  3. Seshadri S, et al. Plasma homocysteine as a risk factor for dementia and Alzheimer’s disease. N Engl J Med. 2002. PubMed
  4. Barrett PM, et al. Comparison of 24‑h Holter vs 14‑day adhesive patch ECG monitoring. Am J Med. 2014. PubMed
  5. Chua SK, et al. Diagnostic yield of prolonged patch monitoring for arrhythmia detection. Open Heart. 2020. PubMed
  6. Lonn E, et al. Homocysteine lowering with folic acid and B vitamins in vascular disease (HOPE‑2). N Engl J Med. 2006. PubMed
  7. Kleindorfer DO, et al. 2021 Guideline for the Prevention of Stroke in Patients With Stroke and TIA. Stroke. 2021. PubMed
  8. ACC/AHA/ACCP/HRS 2023 Guideline for the Management of Patients With Atrial Fibrillation. Circulation. 2023. PubMed
  9. Kalantarian S, et al. Cognitive impairment associated with atrial fibrillation: meta‑analysis. Ann Intern Med. 2013. PubMed
  10. Hart RG, et al. Antithrombotic therapy to prevent stroke in atrial fibrillation: meta‑analysis. Ann Intern Med. 2007. PubMed
  11. Ruff CT, et al. New oral anticoagulants vs warfarin in AF: meta‑analysis of RCTs. Lancet. 2014. PubMed
  12. Taylor SA, et al. Whole‑body MRI vs standard pathways for staging colorectal cancer (STREAMLINE‑C). Lancet. 2019. PubMed
  13. The Streamline L Trial Investigators. Whole‑body MRI vs standard pathways in lung cancer (STREAMLINE‑L). Lancet Respir Med. 2019. PubMed
  14. Antoch G, et al. Whole‑body PET/CT vs whole‑body MRI for tumor staging. JAMA. 2003. PubMed
  15. Authors various. Patient radiation dose from FDG PET/CT (low‑dose vs diagnostic CT). BMC Med Imaging. 2016. PubMed
  16. Meta-analysis: diffusion-weighted MRI for primary colorectal cancer detection. PubMed
  17. Meta-analysis: DWI for malignant pulmonary nodule discrimination (PET/CT comparison). PubMed
  18. DWIBS for detection of primary site in head & neck cancer of unknown primary. PubMed