吉祥寺・武蔵野市・三鷹市・杉並区の糖尿病外来|健診で血糖やHbA1cを指摘された方へ
60秒でわかる糖尿病外来
- 健診で血糖値やHbA1cを指摘されたら、症状がなくても相談の対象です。糖尿病は初期に自覚症状が乏しいことがあります。
- 初診では、健診結果・体重・血圧・食事や運動の状況をまとめて確認します。必要に応じて追加の採血や治療方針を整理します。
- 糖尿病は内科・糖尿病外来で相談できます。健診結果、お薬手帳、他院の採血結果があると診療がスムーズです。
- 当院では脳卒中や認知症リスクも見据えて管理します。血糖だけでなく、血圧・脂質・体重も含めて総合的に診ます。
まず知りたいことから読めます
- 01健診で血糖やHbA1cを指摘された方へ
- 02吉祥寺の糖尿病外来で確認すること
- 03糖尿病は何科に相談するか
- 04診断基準
- 05HbA1c目標値
- 06主なリスク(脳・心・腎)
- 07脳卒中・認知症リスク
- 08生活習慣の整え方
- 09薬物療法
- 10食事の整え方
- 11FAQ
- 12参考文献
健診で血糖値やHbA1cを指摘された方、家族に糖尿病がいて心配な方、口渇・多尿・体重減少などが気になる方へ。糖尿病は症状がないまま進むことも多い病気で、数値の異常をきっかけに相談される方が少なくありません。
当院では、健診結果や採血データだけでなく、体重、血圧、食事・運動・睡眠、現在の薬をまとめて確認し、必要に応じて追加検査や治療方針を整理します。脳卒中や認知症のリスクも見据えて、内科と脳神経内科の視点から総合的に診療します。
吉祥寺駅徒歩1分で、武蔵野市・三鷹市・杉並区からも通いやすい立地です。健診で「血糖が高い」「HbA1cが高め」と言われた段階でも、まずはご相談ください。
※健診結果、お薬手帳、他院の採血結果や紹介状があれば、そのままお持ちください
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このような方はご相談ください
- 健診で HbA1c や血糖値の異常を指摘された
- 糖尿病かもしれないと言われたが、何科に行くべきか迷っている
- 口渇、多尿、体重減少、だるさが続いている
- 糖尿病の薬を始めるかどうか相談したい
- 高血圧や脂質異常症も含めて見直したい
健診で血糖値やHbA1cを指摘された方へ
健診で「血糖が高い」「HbA1c が高め」と書かれても、症状がなければ様子をみたくなる方は多いです。ただし、糖尿病は症状がなくても合併症のリスクが進むことがあるため、数値の意味を一度整理しておくことが大切です。
早めに相談したいケース
- 健診で要受診・要精密検査と書かれた
- HbA1c や血糖値が複数回高いと言われた
- 家族に糖尿病があり、自分も数値が上がってきた
- 高血圧や脂質異常症も一緒に指摘されている
早めの受診を考えたいサイン
- 口が渇く、尿が増える、体重が急に減る
- 強いだるさ、感染を繰り返す、傷が治りにくい
- 視界のかすみ、足のしびれが気になる
- 自己判断で様子見を続けている
吉祥寺の糖尿病外来で確認すること
当院では、糖尿病の数値だけでなく、これからどのリスクを優先して下げるかを整理することを大切にしています。血糖だけに注目するのではなく、脳卒中や認知症リスクも見据えて全体を確認します。
健診結果と採血
HbA1c、血糖値、腎機能、脂質、肝機能などを見て、糖尿病の可能性と重なっているリスクを確認します。
体重・血圧・生活習慣
体重の変化、食事、運動、睡眠、飲酒、喫煙、家庭血圧の有無を整理し、生活面で優先することを決めます。
合併症リスク
脳卒中、心血管病、腎機能低下、認知機能低下のリスクを意識し、必要に応じて追加評価や他院連携を検討します。
治療の進め方
生活習慣の見直しから始めるか、薬を検討するか、どの順番で進めるかを一人ひとりに合わせて整理します。
当院で大切にしていること
- 健診の数値だけでなく、日常生活で続けやすい改善策に落とし込むこと
- 高血圧や脂質異常症を含めて、脳卒中・認知症リスク低減の視点で整理すること
- 必要な場合は薬物療法や他院連携も含めて、安全に進めること
糖尿病は何科に相談すればよいですか
糖尿病は内科や糖尿病外来で相談できます。健診で異常を指摘された段階でも相談してよく、症状がなくても早めに整理する意味があります。
初診時に持参いただきたいもの
健診結果・採血結果
HbA1c、血糖値、脂質、腎機能の推移が分かると判断しやすくなります。
お薬手帳
現在飲んでいる薬や、これまでの副作用歴が分かると安全です。
他院の検査結果
以前の採血結果や紹介状があれば、重複検査を減らしやすくなります。
家庭の記録
家庭血圧、体重、血糖のメモがあると、生活習慣の見直しに役立ちます。
糖尿病の診断基準と評価のポイント
診断基準の詳しい説明は残しつつ、ここではまず健診の異常をどう受け止めるかを整理します。HbA1c や血糖値の数値だけでなく、貧血や採血条件、症状の有無でも見え方が変わることがあります。
診断の目安(ADA 2025)では、次のうちいずれかで糖尿病と診断します。[4]
・HbA1c≧6.5%/空腹時血糖≧126mg/dL/75g経口ブドウ糖負荷試験(OGTT)2時間値≧200mg/dL/随時血糖≧200mg/dL+高血糖症状。
明らかな高血糖を除き、原則として別日に再確認します。貧血や溶血、ヘモグロビン異常があると HbA1c がずれるため、その場合は空腹時血糖や OGTT を重視します。
糖尿病の治療目標(HbA1c)|若年者・高齢者の考え方
| 若年者(成人)の HbA1c 目標(日本糖尿病学会 2024) | ||
|---|---|---|
| 対象(若年者・成人) | HbA1c目標 | 対応目安血糖 |
| 血糖正常化を目指す場合 | <6.0% | 空腹時<110mg/dL/食後2時間<140mg/dL |
| 合併症予防(標準) | <7.0% | 空腹時<130mg/dL/食後2時間<180mg/dL |
| 治療強化が困難(高齢・併存症・低血糖の心配など) | <8.0% | ― |
| 高齢者(65歳以上)の HbA1c 目標(日本糖尿病学会 2024) | ||||
|---|---|---|---|---|
| 薬剤(重い低血糖のリスク) | カテゴリー | カテゴリーの意味(要約) | 年齢 | HbA1c目標(範囲/下限) |
| なし | I | 認知機能正常・ADL自立 | ― | <7.0%(下限なし) |
| II | MCIまたはIADL低下(基本 ADL は自立) | ― | <7.0%(下限なし) | |
| III | 中等度以上の認知症/基本 ADL 低下など | ― | <8.0%(下限なし) | |
| あり (インスリン/SU/グリニド系など) |
I | 認知機能正常・ADL自立 | 65–74歳 | <7.5%(下限6.5%) |
| I | 認知機能正常・ADL自立 | 75歳以上 | <8.0%(下限7.0%) | |
| II | MCIまたはIADL低下(基本 ADL 自立) | ― | <8.0%(下限7.0%) | |
| III | 中等度以上の認知症/基本 ADL 低下・多併存 | ― | <8.5%(下限7.5%) | |
糖尿病の主なリスク(脳・心・腎)
糖尿病は血管の内側を傷めやすく、放置すると脳、心臓、腎臓に影響します。だからこそ、血糖だけでなく、血圧や脂質も一緒に整える意味があります。
- 脳血管:糖尿病は脳卒中の危険を 1.5~2 倍に高めます。[5]
- 心血管:GLP-1 受容体作動薬や SGLT2 阻害薬は、心血管イベントや心不全・腎アウトカム低下に役立つことがあります。[6][7][8][15][17]
- 腎臓:アルブミン尿や eGFR 低下がある場合は、腎保護も意識して薬や血圧管理を組み立てます。[9][10][18]
- 眼・神経:網膜症や神経障害は、早めの評価と継続管理が大切です。[11]
糖尿病と脳卒中・認知症リスク|早めに相談する意味
糖尿病が続くと、脳卒中や認知症のリスクが高まることが知られています。ただし、不安をあおるためではなく、今から管理を始める意味を理解することが大切です。
- 脳卒中:糖尿病は脳卒中リスク上昇と関連します。血圧・脂質・禁煙も同時に見直すことが重要です。[5][12]
- 認知症:糖尿病は全認知症で約 1.5 倍、血管性認知症で 2 倍超に関連する報告があります。[13]
- 低血糖:過度に厳格な管理で低血糖を繰り返すこともよくありません。とくに高齢者では安全第一で目標を決めます。[2][14]
糖尿病治療のための生活習慣|体重・食事・運動・睡眠
生活習慣の改善はすべての治療の土台です。薬を使う場合でも、生活を整えると少ない量で効果が出やすくなります。
- 体重:まずは 3~7% の減量を目標に。可能なら 10~15% で大きな改善が期待できます。[16]
- 食事:野菜・豆・魚・全粒穀物を増やし、砂糖・精製穀物・加工食品は控えめに。[16]
- 運動:有酸素 150 分/週+筋トレ(週 2~3 回)。続けられる強度で構いません。[16]
- 睡眠・口腔:睡眠不足や歯周病は血糖に悪影響です。睡眠衛生と歯科ケアも大切です。[16]
糖尿病の薬物療法|合併症とHbA1cから選ぶ
薬は合併症リスクと HbA1c の状況で選びます。効き方や副作用、体重への影響、費用も一緒に確認し、安全第一で進めます。
- ASCVD 既往/高リスク:GLP-1 受容体作動薬または SGLT2 阻害薬を優先して検討します。[7][8][15][17]
- 心不全:SGLT2 阻害薬が推奨されることがあります。[17]
- 慢性腎臓病(CKD):SGLT2 阻害薬や GLP-1 受容体作動薬、場合によりフィネレノンも検討します。[18][19][22][23]
- 注射薬の順番:明らかなインスリン不足がなければ、インスリンの前に GLP-1 受容体作動薬を検討することがあります。[20]
- 併用の注意:GLP-1 受容体作動薬と DPP-4 阻害薬の併用は原則勧められていません。[20]
- 周術期:予定手術前は SGLT2 阻害薬を 3–4 日前に中止し、術後に再開時期を判断します。[21]
糖尿病改善のための食事例(和食ベース)
和食の形を活かし、主食:主菜:副菜=3:1:2を意識すると整えやすくなります。
- 主菜:魚や鶏むね中心。加工肉・揚げ物は回数を減らします。
- 副菜:野菜・海藻・きのこを毎食に。汁物は具だくさんにします。
- 主食:全粒や雑穀を活用し、夜は量を控えめにします。
- 間食:無塩ナッツやヨーグルト、小分け果物に置き換えます。
- 外食:丼は小盛、麺は野菜トッピング、ご飯は少なめが目安です。
よくあるご質問(FAQ)
Q1.健診で HbA1c が高いと言われたら、受診した方がよいですか?
A:はい。症状がなくても、HbA1c や血糖値の異常が続く場合は相談をおすすめします。糖尿病かどうかの確認だけでなく、今後の脳卒中・心血管病リスクを下げるための整理にもつながります。
Q2.糖尿病は何科を受診すればよいですか?
A:内科や糖尿病外来で相談できます。健診結果や他院の採血結果があれば、その段階で持参すると診療がスムーズです。
Q3.糖尿病は症状がなくても受診した方がよいですか?
A:はい。糖尿病は初期に症状が乏しいことがあります。症状がないまま合併症リスクが進むこともあるため、健診で繰り返し指摘される場合は一度確認をおすすめします。
Q4.薬を始める基準はどのように決まりますか?
A:HbA1c や血糖値だけでなく、体重、生活習慣、年齢、低血糖リスク、腎機能、脳卒中や心血管病のリスクを見ながら個別に判断します。まず生活習慣の見直しから始める場合もあります。
Q5.糖尿病があると脳卒中や認知症のリスクは高くなりますか?
A:関連があることが知られています。ただし、早めに血糖・血圧・脂質を整えることには意味があり、過度に怖がるよりも、今から管理を始めることが大切です。
Q6.初診では何を持っていけばよいですか?
A:健診結果、お薬手帳、他院の採血結果、家庭血圧や血糖の記録があればお持ちください。特に健診結果があると、初回から相談が進めやすくなります。
参考文献
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- [1] Japan Diabetes Society (JDS). Clinical Practice Guideline for Diabetes 2024 – Chapter 2: Treatment goals. 2024. PDF: Link
- [2] JDS. Guideline 2024 – Chapter 19: Older adults. 2024. PDF: Link
- [3] American Diabetes Association. Standards of Care in Diabetes—2025 (portal). ADA
- [4] ADA. Diagnosis and Classification of Diabetes—2025. Diabetes Care. 2025. Article
- [5] Mosenzon O, et al. Diabetes and Stroke. J Stroke. 2023;25(1):26–38. PMC: PMC9911852
- [6] Zinman B, et al. Empagliflozin and CV Outcomes. NEJM. 2015. PubMed
- [7] Marso SP, et al. LEADER. NEJM. 2016. PubMed
- [8] Marso SP, et al. SUSTAIN‑6. NEJM. 2016. PubMed
- [9] Heerspink HJL, et al. DAPA‑CKD. NEJM. 2020. Article
- [10] EMPA‑KIDNEY Group. Empagliflozin in CKD. NEJM. 2023. Article
- [11] ADA. Retinopathy, Neuropathy, and Foot Care—2025. Diabetes Care. 2025. Article
- [12] Kleindorfer DO, et al. 2021 Guideline for Prevention of Stroke in Stroke/TIA. Stroke. 2021. PubMed
- [13] Chatterjee S, et al. T2D and Dementia: Meta-analysis. Diabetes Care. 2016. PubMed
- [14] Whitmer RA, et al. Severe Hypoglycemia and Dementia. JAMA. 2009. Article
- [15] Sattar N, et al. GLP‑1 RA: CV/Renal Outcomes. Lancet Diabetes Endocrinol. 2021. PubMed
- [16] ADA. Facilitating Positive Health Behaviors—2025. Diabetes Care. 2025. Article
- [17] ADA. Cardiovascular Risk Management—2025. Diabetes Care. 2025. PubMed
- [18] ADA. Chronic Kidney Disease and Risk Management—2025. Diabetes Care. 2025. Article
- [19] Mann JFE, et al. Semaglutide in Chronic Kidney Disease (FLOW). NEJM. 2024. NEJM
- [20] ADA. Pharmacologic Approaches to Glycemic Treatment—2025. Diabetes Care. 2025. Supplement
- [21] ADA. Diabetes Care in the Hospital—2025(周術期管理を含む). Diabetes Care. 2025. Supplement
- [22] Bakris GL, et al. FIDELIO-DKD. NEJM. 2020. Article
- [23] Pitt B, et al. FIGARO-DKD. NEJM. 2021. Article