【吉祥寺駅1分】手足のしびれ — 神経内科専門医による原因評価

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科では、手足のしびれの原因を、神経内科専門医が問診と神経学的診察、必要に応じて画像・神経伝導検査などで総合的に評価します。脳・脊髄・末梢神経・全身性疾患のいずれによるものかを見極め、適切な診療科や検査方針をご案内します。

目次

しびれで受診を考えている方へ

すぐ受診を考えたいケース

突然の片側のしびれ(顔・腕・脚)に脱力・ろれつ不良・視野の異常を伴うとき、両足の強いしびれに排尿・排便の異常が合わさるとき、数日でしびれが急に広がるときは、まず緊急性を確認します。

外来で相談しやすいケース

夜間に親指〜中指がしびれる、足先から左右対称にしびれる、姿勢で悪化する首・腰のしびれは、脳神経内科で問診・神経学的診察により原因を絞り込みます。

脳由来かどうか確認したい方へ

脳梗塞・脳血管リスクをまとめて画像で評価したい方は、自由診療の脳ドックでMRI・MRA・採血・認知機能をワンストップで確認できます。

関連する他の症状

脱力やまひを伴う場合は脱力・まひのページ、ろれつや言葉の出にくさは言語障害のページもあわせてご覧ください。

緊急受診の目安

次のような症状がある場合は、日数に関係なく救急受診または#7119(救急相談センター)へのご相談を検討してください。

  • 突然の片側のしびれ(顔・腕・脚)に脱力・ろれつ不良・視野の異常を伴うとき(脳卒中の可能性)
  • 両足の強いしびれや痛みに尿や便が出にくい/会陰の感覚が鈍いが合わさるとき(馬尾症候群の可能性)
  • 数日でしびれと力の入りにくさが急に広がる、息苦しさが出てくるとき(ギラン・バレー症候群の可能性)
  • 首から下の広い範囲のしびれに手の不器用さ・ふらつき・排尿排便の異常があるとき(頸髄症の可能性)
ポイント:緊急性のあるしびれを除外したうえで、神経内科で原因を絞り込みます。

しびれの種類(感じ方)

しびれの感じ方は原因を考えるヒントになります。ジンジン・ピリピリ・焼けるような痛みは「陽性症状」、感覚がにぶい・ふわふわするは「陰性症状」と呼ばれます。体の中では、細い神経(小径線維)太い神経(大径線維)が別々の役割を担っています。[8]

神経の種類 担当する感覚 出やすい症状
小径線維(細い神経) 痛み・温度 焼ける痛み・ピリピリ・触れただけで痛い・温度が分かりにくい。
大径線維(太い神経) 触覚・振動・関節の位置感覚 感覚がにぶい・足がふわふわする・暗い場所でふらつく。
まとめ:ピリピリ・焼ける痛みは細い神経、ふらつき・感覚低下は太い神経のトラブルが示唆されます。

しびれの分布で分かること

しびれが体のどこに出るかで、障害の場所を推測できます。(下記は典型例です。実際には専門医が診察により判断いたします。)

しびれの分布 考えられる部位 代表例・補足
片側の顔・腕・脚(同じ側) 脳(大脳半球) 脳卒中など。突然なら救急へ。[1][2]
首から下の両側 脊髄 頸髄症など。進むと手が不器用・歩行が不安定に。[4]
片腕の一部の指まで 神経根/末梢神経 頸椎の神経根障害、手根管症候群(正中神経)など。[9][10]
足先から左右対称に上へ(手袋・靴下型) 多発神経障害 糖尿病性末梢神経障害が代表です。[5][6]
両足+会陰の感覚低下 馬尾(腰の神経の束) 馬尾症候群。排尿排便の異常を伴えば緊急。[3]
まとめ:分布(片側・左右対称・指先だけ など)を見ると、原因の場所の見当がつきます。

しびれの主な原因

  • 脳の病気:脳卒中、脳出血、脱髄(多発性硬化症 など)[11]
  • 脊髄の病気:頸髄症、脊髄炎、脊髄梗塞 など[4]
  • 神経根・末梢神経の病気:椎間板ヘルニアによる神経根障害、手根管症候群尺骨神経障害 など[9][10]
  • 全身の状態:糖尿病、ビタミンB12不足、甲状腺や腎臓の異常、薬の影響(例:一部の糖尿病薬でビタミンB12が下がることがあります)[12]
まとめ:しびれの原因は脳から末梢までさまざまです。生活習慣や薬の影響も確認します。

手のしびれ

夜間や明け方に親指〜中指(+薬指の一部)がしびれる場合は、手根管症候群が典型です。手を振ると少し楽になることがあります。診断は問診と神経学的診察(Phalen、Tinelなど)や、必要に応じて神経伝導検査で行います。[13][14]

病名 特徴 検査・治療の目安
手根管症候群 親指〜中指のしびれ、夜に悪化、物を落としやすい。 装具(夜間固定)や生活調整で改善することがあります。重症例は手術が検討されます。[15]
頸椎神経根症 首~肩~腕に放散する痛み・しびれ。首の動きで悪化 多くは保存療法。悪化や麻痺が進む場合は手術を検討します。[9]
尺骨神経障害 小指・薬指の小指側のしびれ。肘の圧迫で起こりやすい。 肘の姿勢に注意、保温。必要に応じて検査や手術を検討します。

手根管症候群の診療

  1. 症状の問診と神経学的診察(Phalen/Tinelなど)を行います。[13]
  2. 必要に応じて神経伝導検査で重症度や手術適応を確認します。[14]
  3. まずは装具・生活調整から。改善が乏しい・筋肉がやせている場合は手術が検討されます。[15]
まとめ:夜に親指〜中指がしびれる」は手根管症候群のサインとして典型的です。

足先から左右対称に広がるタイプは糖尿病性末梢神経障害が代表です。焼けるような痛み振動が分かりにくいといった症状を伴うことがあります。フットケア(靴・爪・皮膚の管理)がとても大切です。[5][6]

病名 特徴 検査・治療の目安
糖尿病性末梢神経障害 手袋・靴下型、灼熱痛、振動覚低下、足潰瘍のリスク。 血糖管理が基本。痛みにはミロガバリンデュロキセチンなどを使うことがあります。[16][17]
坐骨神経痛(腰の神経根) 腰~おしり~足の後ろ外側に広がる。咳・くしゃみで悪化。 まずは保存療法。多くは時間とともに改善します。[18]
足根管症候群 足の裏のしびれ・灼熱痛、長時間歩行で悪化。 靴や歩き方の見直し、保存療法~手術が検討されます。
まとめ:足先から左右対称は糖尿病性が代表。血糖管理+痛みの治療+フットケアが基本です。

しびれの検査方法(必要に応じて行います)

検査 分かること 行うタイミング
診察(感覚・反射・筋力・歩行) 障害の場所(脳・脊髄・神経など)を推測します。 まず最初に行います。
血液検査 血糖(HbA1c)、ビタミンB12、甲状腺・腎機能などを確認します。 左右対称のしびれや全身の影響が疑われるとき。[19][20]
神経伝導検査/筋電図 神経の伝わり方・障害のタイプや重症度を調べます。 手根管症候群、多発神経障害、神経根障害の見分けに有用です。[14]
MRI(頭・首・腰 など) 脳や脊髄、神経の圧迫の有無を確認します。 脳卒中や、脊髄・神経根の問題が疑われるとき。[1][4]
まとめ:診察+血液検査を基本に、必要な方へMRI・神経伝導検査をご提案します。

脳ドック(自由診療)という選択肢

結論脳由来のしびれが気になる方は、自由診療の脳ドックでMRI・MRA・採血・認知機能を一度に評価できます。

  • 無症候性脳梗塞・微小出血・血管狭窄を画像で確認できます。
  • 結果は神経内科専門医が直接ご説明します。
  • 必要時は保険診療への移行・専門医療機関との連携が可能です。
大﨑 雅央 院長の写真

この記事の監修者

院長 大﨑 雅央(Masao Osaki)

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科
日本神経学会 神経内科専門医/日本内科学会 総合内科専門医

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