60秒でわかる頭痛と吐き気
片頭痛(偏頭痛)ではどのような症状がありますか?
結論吐き気・嘔吐は、片頭痛の発作に伴う代表的な症状です。頭の痛みだけでなく、吐き気も含めて治療を考えます。12
片頭痛の発作時には、吐き気・嘔吐に加えて消化管での薬の吸収が遅れることがあり、飲み薬を使いにくくなる場合があります。吐き気は、頭痛とともに治療の対象になります。2
前兆のない片頭痛の主な診断基準
成人では、治療しない場合や治療がうまくいかない場合に4〜72時間続く頭痛発作を5回以上認めることが基準に含まれます。頭痛には、次の4つの特徴のうち2つ以上がみられます。1
- 片側に痛みがある。
- 脈打つように痛む。
- 中等度〜強い痛みがある。
- 歩行や階段などの普段の動作で悪化する、またはそのような動作を避ける。
まとめ頭痛中には「吐き気または嘔吐」と「光と音の両方への過敏」の少なくとも一方を伴います。診断には、これらの症状と発作の経過を合わせて確認します。ほかの頭痛疾患でより適切に説明されないことも診断の条件です。1
吐き気だけで、実際には吐かないこともありますか?
あります。片頭痛の診断基準では、吐き気と嘔吐の両方がそろう必要はありません。一方、吐き気がある頭痛をすべて片頭痛と判断することもできません。1
片頭痛にはどのような誘因がありますか?
結論ストレス、睡眠の過不足、欠食、月経周期などが発作の誘因になることがあります。どの要因が関わるかは人によって異なります。2
片頭痛の発作時は、どう過ごせばよいですか?
結論暗めで静かな場所で休むことが、発作時の対処の一つです。片頭痛では、光や音、動作がつらく感じられることがあります。14
暗めの部屋で横になる
片頭痛の発作中は、暗めの部屋で横になって休む方法があります。4
吐き気があるときの水分と食事
吐き気があるときは、水分を少しずつ飲む方法があります。食事は食べられる範囲でとります。これは吐き気・嘔吐への一般的な対処です。5
吐き気が強くて頭痛薬を飲めないときは?
結論吐き気の治療や、飲み薬以外の方法を相談できます。片頭痛では、痛みと吐き気の両方を確認して治療を選びます。2
吐き気止め(制吐薬)を頭痛の治療薬と併用する方法があります。嘔吐などで飲み薬を使いにくい片頭痛では、点鼻薬や注射薬を検討することもあります。2
発作が繰り返し、発作時の治療だけでは生活への支障が残る場合は、予防治療を検討します。頭痛の日数や、吐き気のためにできなかったことも治療を考える材料になります。2
頭痛と吐き気の相談先と頭痛日記
結論繰り返す頭痛は、脳神経内科・頭痛外来で相談できます。当院では頭痛と吐き気、日常生活への影響について伺います。
頭痛日記に記録すること
頭痛日記は、症状の経過と治療への反応を振り返るために使います。3
- 頭痛が起きた日、続いた時間、痛みの強さ。
- 吐き気や嘔吐、光・音のつらさなど、頭痛に伴う症状。
- 使った薬と、服用した日。
- 睡眠・食事など発作と重なった要因や、月経との関係。3
まとめ本記事は一般的な医療情報であり、個別の診断・治療を保証するものではありません。
頭痛と吐き気のよくある質問
参考文献
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1
International Headache Society. ICHD-3: 1.1 Migraine without aura. 2018.
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2
日本神経学会・日本頭痛学会・日本神経治療学会 監修. 頭痛の診療ガイドライン2021. 2021. CQ II-1-6(p104–106)、II-2-6(p165–166)、II-2-10(p175–176)、II-2-14(p191–193)、II-3-1(p194–196).
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3
National Institute for Health and Care Excellence. Headaches in over 12s: diagnosis and management(CG150). 2025更新. 1.1.3–1.1.4、1.3.1:頭痛日記.
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4
NHS. Migraine. 2026更新. 片頭痛の症状・誘因・日常の対処.
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5
NHS. Diarrhoea and vomiting. 2023更新. 一般的な吐き気・嘔吐時の水分と食事.