【専門医監修】脳梗塞について―症状・前兆・原因・治療・予防

脳梗塞は、脳の血管(動脈)が血栓(血のかたまり)などで急に詰まることで、 詰まった先の脳細胞に酸素や栄養が届かなくなる病気です。 片側の手足の脱力・しびれ、顔のゆがみ、ことばが出ない/ろれつが回らない、片目が見えないといった症状が 突然現れるのが特徴です。

脳細胞は数分〜数十分で傷み始めるため、発症直後の数時間が治療の勝負どころです。 条件が合えば静注血栓溶解療法(アルテプラーゼ/t‑PA)[1][20]血管内治療(機械的血栓回収術)[2][3][4]により、 後遺症を小さくできる可能性があります。

一方で、症状が短時間で自然に良くなるタイプもあり、 これは一過性脳虚血発作(TIA)と呼ばれる脳梗塞の前触れのことがあります。 TIAについて詳しくは、 「一過性脳虚血発作(TIA)について」のページ で解説しています。

本ページでは、最新の脳卒中ガイドライン改訂2025の考え方[6]も踏まえながら、 脳梗塞に焦点を当てて、症状・原因・治療・再発予防についてご説明します。

目次

要点サマリー(このページで分かること)

  • 脳梗塞とは何か・脳卒中(脳梗塞/脳出血/くも膜下出血)との違いを整理し、「どの病気をこのページで扱っているか」が分かります。
  • 片側の麻痺・顔のゆがみ・ことばの障害・視力障害など、脳梗塞が疑われる典型的な症状(FAST)と、前触れとしての一過性脳虚血発作(TIA)について理解できます。
  • アテローム血栓性・心原性脳塞栓症・ラクナ梗塞(小血管病変)という3つの主要なタイプと、それぞれに対して行う抗血小板薬・抗凝固薬・血行再建術の違いがイメージできます[8][9][10][11]
  • 静注血栓溶解療法(t‑PA)機械的血栓回収術など、発症直後の数時間以内に行う治療と、その「時間の窓(ウィンドウ)」について学べます[1][2][3][4][20]
  • 再発を防ぐための血圧・コレステロール・血糖の目標や、地中海食/DASH食・禁煙・運動など、日常生活でできる具体的な工夫が分かります[6][11][18][21][22][23][24]
一言でいうと: このページは、「脳梗塞とは何か」「疑ったときにどうするか」「治療後にどう再発を防ぐか」を、 全国の患者さん・ご家族向けにまとめたガイドです。

脳梗塞とは(脳梗塞と脳卒中の違いは?)

脳梗塞は、脳の動脈が血栓(血のかたまり)動脈硬化のプラークなどで詰まり、 その先の脳細胞に酸素や栄養が届かなくなる病気です。血流が止まってから数分〜数十分で脳細胞は傷み始めるため、 発症直後の時間が治療成否と後遺症の程度を大きく左右します。 多くの場合、症状は前ぶれなく突然現れます。

一方、脳卒中という言葉は「脳の血管の病気」の総称で、 ① 脳梗塞(血管が詰まる)② 脳出血(血管が破れて脳内に出血する)③ くも膜下出血(脳動脈瘤などが破裂する)を含みます[6]。 このページでは、その中でもっとも頻度の高い脳梗塞(虚血性脳卒中)について詳しく説明します。

病名主な原因代表的な症状
脳梗塞 動脈硬化や心房細動に伴う血栓などで脳の血管が詰まる 片側の手足の脱力・しびれ、顔のゆがみ、ことばの障害、視力障害 など
脳出血 高血圧などで脳の細い動脈が破れて脳内に出血 片側の麻痺・しびれ、意識障害、突然の頭痛・吐き気 など
くも膜下出血 脳動脈瘤が破裂して、脳の表面をおおうくも膜の下に出血 「今までで一番ひどい」突然の頭痛、吐き気、意識障害 など
ポイント:脳梗塞・脳出血・くも膜下出血はいずれも脳卒中です。 症状が突然出たら、「どのタイプか」を自己判断せずすぐに119番が基本です。

脳梗塞の症状について(FASTで覚える合図)

脳梗塞の代表的な症状は、英語の頭文字をとったFASTで覚えると分かりやすいです[6]。 いずれも「突然」出ることが大きな特徴です。

合図具体例対応
F:Face 顔の片側が下がる、笑顔が非対称になる 写真やスマートフォンで顔のゆがみを記録できると診断の助けになります。
A:Arm 片腕・片脚の脱力やしびれ、力が入らない/上げた腕が落ちてしまう 歩ける・話せる場合でも脳梗塞の可能性があります。
S:Speech ろれつが回らない、言葉が出ない/言っていることが理解できない 発症した時刻や「最後に普通だった時刻」を家族と共有しておきましょう。
T:Time これらの症状が突然始まる 治療は時間との勝負です。症状が出た時刻をメモし、ためらわず救急要請を。

そのほかにも、片目だけ見えにくくなる視野の半分が欠ける急なふらつき・歩行困難呂律が回らず飲み込みづらいなどが脳梗塞のサインとなることがあります。

まとめ:片側の麻痺・顔のゆがみ・ことばの障害・視力障害が突然出たら、 「様子を見る」ではなく救急車を呼ぶ合図です。

脳梗塞の前兆と一過性脳虚血発作(TIA)

中には、脳梗塞の前触れとして、 短時間だけ神経症状が出て自然に良くなる場合があります。 これを一過性脳虚血発作(TIA)と呼びます。

TIAは、脳の血流が一時的に低下した状態で、 症状は多くが数分〜1時間以内に消えます。 しかし、症状が治っても48時間〜数日のあいだは本格的な脳梗塞を起こしやすいことが知られており[5][7]、 「軽い発作」ではなく脳卒中の警告サインと考えられています。

TIAについては、 一過性脳虚血発作(TIA)の専用ページで、 症状・入院期間・ABCD2スコアなどを詳しく解説しています。 「一度症状が出てすぐ治った」「ここ数日似た発作を繰り返している」という方は、早めの受診をおすすめします。

ポイント:症状が治ったから大丈夫ではなく、治った今こそ原因を調べるチャンスです。

脳梗塞の原因と主なタイプ

脳梗塞は、国際的によく用いられるTOAST分類などに沿って、 おおまかに①アテローム血栓性(大血管の動脈硬化)②心原性脳塞栓症(心臓から飛んでくる血栓)③ラクナ梗塞(小血管病変)などに分けられます[8]

共通する危険因子としては、高血圧・糖尿病・脂質異常症・喫煙・肥満・運動不足・心房細動などが挙げられ、 多くは生活習慣と血圧・コレステロールの管理で予防可能とされています[6][21]

病型主な機序・特徴診断・治療のポイント
アテローム血栓性 頸動脈や脳内動脈の動脈硬化プラークが破れて血栓ができ、血管が狭くなる/詰まる 頸動脈エコー、MRA/CTAで狭窄を評価し、スタチンなどによる脂質管理抗血小板薬が中心
心原性脳塞栓症 心房細動・心筋梗塞後・弁膜症などで心臓内にできた血栓が飛び、太い脳動脈を塞ぐ 心電図/長時間心電図や心エコーで原因を探し、抗凝固薬による再発予防が基本
ラクナ梗塞(小血管病変) 長年の高血圧などで細い穿通枝という血管が傷み、小さな梗塞ができる MRIで小さな深部梗塞として見つかり、血圧管理抗血小板単剤が中心
要点:原因を正確に見極めることで、「どの薬を使うか」「手術やカテーテル治療が必要か」「生活で何を変えるか」がはっきりします。

アテローム血栓性脳梗塞

頸動脈や頭蓋内動脈の内側にコレステロールのたまったプラークができると、 血管の内腔が徐々に狭くなります。 このプラークが破れて血栓ができると、その場で血管が詰まったり、 血栓の一部がはがれて先の血管を塞いだりして脳梗塞を引き起こします。

軽症脳梗塞や高リスクTIAの直後には、適応のある方では短期間の抗血小板二剤併用療法 (例:アスピリン+クロピドグレル)を行うことで早期再発を減らせることが示されています[9][10]。 その後は出血リスクとのバランスを考えながら単剤へ移行するのが一般的です。

さらに、スタチンを中心とした脂質管理によりLDLコレステロールをしっかり下げることで、 再発予防だけでなく心筋梗塞など心血管イベント全体の抑制も期待できます[11]。 症候性頸動脈狭窄が高度な場合には、 頸動脈内膜剥離術(CEA)頸動脈ステント留置術(CAS)が再発抑制に有効であることが、 大規模試験で示されています[12][13]

まとめ:アテローム血栓性脳梗塞では、抗血小板薬+脂質管理+血圧・生活習慣の是正が土台で、 狭窄が高度な場合には外科・カテーテル治療も組み合わせます。

心原性脳塞栓症

心原性脳塞栓症は、心臓の中にできた血栓が血流に乗って脳の太い動脈を塞ぐタイプの脳梗塞です。 原因としてもっとも多いのは心房細動で、このほかに心筋梗塞後・心機能低下・人工弁や弁膜症などが関わることもあります。

再発予防の基本は抗凝固療法です。 近年は、多くの方でワルファリンに代わりDOAC(ダビガトラン・リバーロキサバン・アピキサバン・エドキサバンなど)が用いられ、 脳梗塞予防効果と出血リスクのバランスが改善したことが示されています[14]。 腎機能や年齢、併用薬、出血歴などを総合して薬剤と用量を決めます。

どうしても抗凝固薬が使えない/続けにくい一部の高リスクの方では、 心臓の左心耳という部位を閉じる左心耳閉鎖術が選択肢となる場合があります[15]。 当院では、必要に応じて循環器専門施設と連携しながら治療方針を検討します。

まとめ:心原性脳塞栓症では、「適切な抗凝固療法を長く続けること」が再発予防の要です。

ラクナ梗塞(小血管病変)

ラクナ梗塞は、脳の深部(内包・視床・橋など)へ向かう細い穿通枝という血管が傷むことで起こる、 直径15mm未満ほどの小さな梗塞です。 主な原因は長年の高血圧などに伴う小血管病(cerebral small vessel disease)で、 MRIでは点状の梗塞や白質病変として見つかります[16]

症状としては、片側の手足が動かしにくい/しびれることばは比較的保たれているといったパターンが代表的で、 多くは重い意識障害を伴いません(例外もあります)[16]

再発予防の中心は抗血小板薬の単剤血圧管理です。 大規模試験(SPS3)では、アスピリンにクロピドグレルを長期間追加しても脳梗塞再発の抑制効果は明らかではなく、 むしろ出血合併症が増えることが示されました[17]。 一方、同試験の血圧サブ解析では、収縮期血圧 130mmHg未満を目指す群で、 脳出血の抑制など有望な傾向が報告されています[18]

まとめ:ラクナ梗塞は小さな血管の病気で、 抗血小板単剤+しっかりした血圧管理が基本です。長期の二剤併用療法は原則として行いません

心房細動と脳梗塞

心房細動は高齢化とともに増えている不整脈で、あると脳梗塞のリスクがおよそ5倍に高まるとされています[19]。 心臓の上の部屋(心房)が細かく震えることで血液がよどみ、左心耳と呼ばれる部分に血の塊(血栓)ができやすくなります。 これが剥がれて脳の血管を塞ぐと心原性脳塞栓症を起こします。

心房細動には、ずっと続いている持続性だけでなく、数分〜数時間で自然に治ってしまう発作性もあり、 通常の心電図だけでは見つからないことがあります。 そのため、必要に応じて24時間ホルター心電図やさらに長時間の心電図モニタリングを用いて、 見逃しを減らしていきます。

抗凝固の必要性はCHA2DS2-VAScスコアなどを用いて評価し、 多くの方でDOACが第一選択となります[14]。 出血リスクとのバランスをとりながら、「適切な薬を・適切な量で・途切れなく続ける」ことが大切です。

ポイント:心房細動は見つけることその後の抗凝固の継続の両方が重要です。 一度脳梗塞を起こされた方はもちろん、危険因子のある方のスクリーニングも大切です。

脳梗塞の治療(超急性期〜入院中)

1)超急性期(発症〜数時間以内)

脳梗塞の中でも、太い血管が突然詰まるタイプでは、 発症直後の数時間以内に血流を再開させる治療により、後遺症を軽くできる可能性があります。 日本では、条件が合えば静注血栓溶解療法(IVT:アルテプラーゼ/t‑PA)と、 カテーテルで血栓を取り除く機械的血栓回収術(EVT)が行われます[1][2][3][4][20]

代表的な治療ウィンドウの目安(実際には年齢・病変の範囲・CT/MRIの所見などで個別に判断します)
治療標準的な時間の目安ポイント
静注血栓溶解療法 発症から4.5時間以内 日本ではアルテプラーゼ0.6 mg/kgを10%ボーラス+残量を1時間かけて点滴します[1][20]
機械的血栓回収術 原則6時間以内、選択例では16〜24時間まで CT/MRIや灌流画像を用いて、まだ救える脳組織(ペナンブラ)が残っているかを評価し適応を判断します[2][3][4]

これらの治療は「発症から医療機関に着くまでの時間」によって受けられるかどうかが変わります。 自分で車を運転していると途中で悪化する危険もあるため、迷わず救急車を利用することが重要です。

2)入院中(急性期〜回復期)

  • 原因別の二次予防:非心原性脳梗塞には抗血小板薬、心原性脳塞栓症には抗凝固薬が基本となります。
  • 血圧・脂質・血糖の管理:脳卒中ガイドラインでは、再発予防のために血圧LDLコレステロールの目標値を設け、スタチンなどの薬物療法と生活習慣の調整を組み合わせることが推奨されています[6][11][18]
  • リハビリテーション:ベッド上で安静にしすぎると筋力低下や肺炎などの合併症を起こしやすくなります。 できるだけ早期から理学療法・作業療法・言語療法などを始め、機能回復と廃用症候群の予防を図ります。
  • 合併症の予防:深部静脈血栓症(血のかたまりによる肺塞栓)、嚥下障害による誤嚥性肺炎、尿路感染症などを予防するためのケアも重要です。
要点:脳梗塞の治療は、①発症直後の「時間との戦い」と、 ②その後の原因別治療・リハビリ・再発予防を組み合わせて行う長距離走です。

脳梗塞の再発予防

一度脳梗塞やTIAを経験された方は、「再発をどこまで減らせるか」が今後の生活の質を大きく左右します。 再発予防では、薬による治療と生活習慣の見直しを両輪として続けていくことが大切です[6][9][10][11]

  • 血圧:多くの方で<130/80 mmHgを目標にします。ラクナ梗塞では、130mmHg未満を目指すことで脳出血などの抑制が期待されます[18]
  • 脂質:アテローム性病変がある方ではスタチンを基本に、必要に応じてエゼチミブやPCSK9阻害薬を追加し、LDLコレステロール<70 mg/dL程度を目標とすることが提案されています[11]
  • 抗血栓療法:非心原性脳梗塞では抗血小板薬単剤が基本で、軽症発症直後に限って短期間の二剤併用を検討します[9][10]。心原性脳塞栓症では抗凝固薬が中心です[14]
  • 生活習慣:禁煙、節酒、地中海食やDASH食などの食事パターン、定期的な有酸素運動が、脳卒中・心血管病のリスク低下に関連することが示されています[21][22][23][24]
まとめ:再発予防では、「血圧・コレステロール・血糖を整える」「自分にあった抗血栓薬を続ける」「生活習慣を少しずつ変える」ことを、 焦らず長く続けていくことが重要です。

脳梗塞の予防のための食事・生活習慣のコツ

食事は、脳梗塞の予防において薬と同じくらい大切な治療の一部です。 研究では、野菜・果物・全粒穀物・豆類・ナッツ・魚・オリーブオイルを多くとり、 赤身肉・加工肉・砂糖・塩分を控えめにする地中海食や、 果物・野菜・低脂肪乳製品を増やし飽和脂肪を抑えるDASH食が、 血圧を下げ、脳心血管病のリスク低下と関連することが示されています[22][23][24]

  • 塩分:しょうゆ・ソースは「かける」より小皿で「つける」習慣に。
  • 主菜:揚げ物中心から、焼き魚・蒸し料理・煮物を増やす。
  • 主食:白米だけでなく、雑穀米・全粒粉パンなどを取り入れてみる。
  • 間食:スナック菓子の代わりに、素焼きナッツやヨーグルトを選ぶ。
  • 飲み物:清涼飲料水を減らし、水・お茶を基本にする。
ヒント:完璧を目指すより、「毎日の食事で1つだけ変えてみる」ことから始めると続けやすくなります。

受診をお考えの方へ

このページをご覧になっている方の中には、 「最近一度脳梗塞を起こした」「物忘れやふらつきが増え、脳の血管が心配」「高血圧や不整脈があり将来の脳梗塞を予防したい」 といった不安をお持ちの方も多いと思います。

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科では、 神経内科専門医/総合内科専門医の院長が、 問診・神経学的診察に加え、必要に応じてMRI・血液検査・心電図・ホルター心電図などを組み合わせて、 脳梗塞の原因や再発リスクを評価します。

そのうえで、抗血小板薬・抗凝固薬・血圧やコレステロールの管理・生活習慣の調整などについて、 患者さん一人ひとりの状況に合わせたオーダーメイドの再発予防計画をご提案します。 大学病院や脳卒中センターでの急性期治療後のフォローアップのご相談も承っています。

当院には、武蔵野市・三鷹市・杉並区だけでなく、 その他23区や、都外からも脳梗塞・脳卒中の診療で多くの方にお越しいただいています。

大﨑 雅央 院長の写真

この記事の監修者

院長 大﨑 雅央(Masao Osaki)

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科
日本神経学会 神経内科専門医/日本内科学会 総合内科専門医

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参考文献

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  • [1] 日本脳卒中学会. 静注血栓溶解(rt‑PA:アルテプラーゼ)療法 適正治療指針 第三版. PDF
  • [2] Berkhemer OA, et al. A randomized trial of intraarterial treatment for acute ischemic stroke (MR CLEAN). N Engl J Med. 2015. PubMed
  • [3] Nogueira RG, et al. Thrombectomy 6 to 24 hours after stroke with a mismatch between deficit and infarct (DAWN). N Engl J Med. 2017. PubMed
  • [4] Albers GW, et al. Thrombectomy for stroke at 6 to 16 hours with selection by perfusion imaging (DEFUSE‑3). N Engl J Med. 2018. PubMed
  • [5] Johnston SC, et al. Short‑Term Prognosis After Transient Ischemic Attack. N Engl J Med. 2000. PubMed
  • [6] 日本脳卒中学会. 脳卒中ガイドライン 改訂2025(改訂項目一覧 等). PDF
  • [7] Easton JD, et al. Definition and Evaluation of Transient Ischemic Attack. Stroke. 2009. PubMed
  • [8] Adams HP, et al. Classification of subtype of acute ischemic stroke (TOAST). Stroke. 1993. PubMed
  • [9] Wang Y, et al. Clopidogrel with Aspirin in Acute Minor Stroke or TIA (CHANCE). N Engl J Med. 2013. PubMed
  • [10] Johnston SC, et al. Clopidogrel and Aspirin in Acute Ischemic Stroke and High‑Risk TIA (POINT). N Engl J Med. 2018. PubMed
  • [11] Amarenco P, et al. A target LDL cholesterol <70 mg/dL in ischemic stroke (Treat Stroke to Target). N Engl J Med. 2020. PubMed
  • [12] North American Symptomatic Carotid Endarterectomy Trial (NASCET) Collaborators. N Engl J Med. 1991. PubMed
  • [13] Brott TG, et al. Stenting versus Endarterectomy for Treatment of Carotid‑Artery Stenosis (CREST). N Engl J Med. 2010. PubMed
  • [14] Ruff CT, et al. Comparison of the efficacy and safety of new oral anticoagulants with warfarin in AF. Lancet. 2014. PubMed
  • [15] Holmes DR, et al. Percutaneous LAA closure vs warfarin (PROTECT‑AF / PREVAIL). Lancet 2009 / JACC 2014. PubMed
  • [16] Wardlaw JM, et al. Cerebral small vessel disease. Nat Rev Dis Primers. 2019. PubMed
  • [17] SPS3 Investigators (Benavente OR, et al.). Effects of adding clopidogrel to aspirin after lacunar stroke. N Engl J Med. 2012. PubMed
  • [18] SPS3 Investigators. Blood‑pressure targets in patients with recent lacunar stroke. N Engl J Med. 2013. PubMed
  • [19] Wolf PA, et al. Atrial fibrillation as an independent risk factor for stroke (Framingham Study). Stroke. 1991. PubMed
  • [20] The NINDS rt‑PA Stroke Study Group. Tissue plasminogen activator for acute ischemic stroke. N Engl J Med. 1995. PubMed
  • [21] O’Donnell MJ, et al. INTERSTROKE: risk factors for stroke in 32 countries. Lancet. 2016. PubMed
  • [22] Estruch R, et al. Primary prevention of cardiovascular disease with a Mediterranean diet (PREDIMED, reanalysis). N Engl J Med. 2018. PubMed
  • [23] Appel LJ, et al. A clinical trial of the DASH diet. N Engl J Med. 1997. PubMed
  • [24] Sacks FM, et al. Reduced sodium and the DASH diet. N Engl J Med. 2001. PubMed