【専門医監修】記憶障害・物忘れの原因と検査|TGA・受診の目安と「次の一歩」

60秒でわかる記憶障害

  • 記憶障害には「加齢相応のもの忘れ」「症状を伴う記憶低下」「急性発症の健忘」など複数のタイプがあります。体験全体を忘れる、日常生活に支障が出る、ご家族が変化に気づくといったサインで見分けます。
  • 急な発症・繰り返す混乱・激しい頭痛・けいれん・麻痺を伴う記憶障害は緊急受診が必要です。脳卒中・脳炎・代謝異常などの可能性があります。
  • 「数時間だけ新しいことを覚えられず同じ質問を繰り返す」のは一過性全健忘(TGA)の可能性があります。多くは自然回復しますが初回は脳卒中などとの鑑別が必要です。
  • 検査は問診・認知機能テスト(MMSE/MoCA/Mini-Cog)・採血(甲状腺・ビタミンB12等)・頭部MRIが基本です。聴力評価や睡眠評価も補助となります。
  • 「気になる」段階での当院ドックでは、認知機能評価・採血・3テスラMRI/MRAを一度に評価できます(自由診療)。突然の麻痺・けいれん・意識の急な変化を伴う場合は、まず#7119または救急受診をご検討ください。

すぐに救急受診を考える目安

  • 急に話せなくなった/片麻痺がある/強い頭痛/けいれん発作後の混乱 → #7119(救急相談)または救急受診
  • 発熱+混乱(脳炎の可能性) → 救急受診を検討
  • 意識レベルが揺れる/見当識(日時・場所)が急に分からない → 救急受診を検討
  • ご家族から見て急に様子がおかしい → まず#7119で相談
全体を読む:約10分 | 要点だけ:1〜2分 | 緊急判断のみ:30秒

「もの忘れが気になる」「さっきの記憶がない」「急に記憶が飛ぶ」「同じことを何度も聞かれる」—こうした記憶の不安は、年齢相応の変化のこともあれば、一過性全健忘(TGA)・せん妄・薬剤性・代謝異常など多彩な原因のサインの可能性もあります。「いつから・どのくらい続くか・生活に支障が出ているか」で見分けます。[1]

このページでは 記憶障害の見分け方・原因疾患・検査・受診の目安 を、神経内科専門医/総合内科専門医が解説します。気になる段階で 「自分の現在地」を採血・認知機能検査・3テスラMRIで定量化 したい方には、認知症・脳卒中ドック(自由診療) もご用意しています。

緊急性の高い『記憶障害・意識の変化』

「急に様子がおかしい」「時間や場所が全く分からない」「呼びかけに反応が薄い」などは、脳卒中・感染症・代謝異常などが原因の可能性があり、早急な評価が必要です。[3]

緊急性の高い『記憶障害・意識の変化』の目安
緊急度 病態 症状の特徴 対応のポイント
超緊急 脳卒中・けいれん後状態 言葉が出ない/麻痺・けいれん後のもうろう・頭痛などを伴う。 救急要請。けいれんは二次予防も考慮。
緊急 代謝・内科的異常 低血糖・低ナトリウム血症・低酸素血症・肝腎不全など。 採血・血糖・SpO2などを迅速に評価・是正。
緊急 中枢神経感染症(髄膜炎・脳炎) 発熱・頭痛・項部硬直・意識障害。進行が速い。 救急での抗菌薬/抗ウイルス薬の早期投与が鍵。
超緊急 せん妄(Delirium) 数時間〜数日の急性発症。注意散漫・見当識障害(日時/場所)・睡眠覚醒の乱れ・意識レベルの揺れが特徴。 原因検索(感染・薬剤・脱水・低酸素・電解質異常など)を優先。[3]
準緊急 一過性全健忘(TGA) 数時間、新しいことを覚えられず同じ質問を繰り返す。意識は清明で神経脱落症状は乏しい。多くは自然回復。[10] 脳卒中などとの鑑別を行い、必要に応じてMRIを検討。

迷ったら:急に進行する混乱・発熱・強い頭痛・けいれん・麻痺などを伴う場合は#7119(救急相談)や救急受診をご検討ください。

まとめると:急に始まった混乱や見当識障害は緊急対応が必要です。一過性全健忘(TGA)のように自然に治る病態もありますが、まずは危険な原因を除外します。[3][10]

もの忘れと認知症の違い

「もの忘れ」は年齢とともに誰にでも起こり得ます。一方、認知症は、複数の認知領域(記憶・注意・言語・視空間・遂行機能など)の障害により、日常生活に支障(服薬・買い物・金銭管理・運転 等)が出ている状態を指します。中間に位置するのが軽度認知障害(Mild Cognitive Impairment:MCI)で、客観的な認知低下はあるものの、基本的な日常生活は自立している状態です。[1]

特徴 正常加齢の物忘れ 軽度認知障害(MCI)/認知症
忘れ方 体験の一部を忘れるが、手がかりで思い出せることが多い。 体験全体を忘れる/手がかりでも思い出せないことが増える。
日常生活 生活の自立は保たれる。 MCI:自立は概ね保たれる/認知症:支障が目立つ(金銭・服薬・運転 等)。
ご本人の自覚 自覚あり・相談可能。 MCIでは自覚があることが多い/認知症では自覚が乏しい場合がある。
経過の目安 ゆるやか。日常に工夫で対応可能。 MCIは2年で約15%が認知症へ進行する報告。[2]
まとめると:「思い出すヒントがあれば大丈夫」は加齢の変化、「生活に支障が出る」は認知症、その中間が軽度認知障害(MCI)です。[1][2]

セルフチェック ─ 5つの質問で「次の一歩」を整理

使い方過去6ヶ月で当てはまるものをチェックし、該当数で 「経過観察 / ドックでの定量評価 / 救急受診」 の目安を整理します。これは医療診断ではなく、専門医相談のきっかけ としてご利用ください。

  • 同じことを何度も聞く・話す 頻度が増えた
  • 約束や予定を忘れる ことが目立つ
  • 買い物・金銭管理・服薬・段取り で以前より不安がある
  • 数日前のニュースや出来事 が思い出しにくい
  • ご家族に「最近様子が変だ」 と言われた
該当数推奨アクション
0〜1個大きな心配は少ないですが、メモ・カレンダー・睡眠などの工夫を継続。気になる場合は本ページ #prevention の項目をご参照ください。
2〜3個当院の「認知症・脳卒中ドック」(自由診療)定量評価 をおすすめします。採血・認知機能検査・MRIで「現在地」を客観的に確認できます。
4〜5個当院の「認知症・脳卒中ドック」3テスラMRI/MRA・認知機能検査・採血 を一度に評価し、専門医面談で 「次の一歩」を統合的に判断 します。日常生活に支障が出ている可能性が高い段階のため、優先的なご受診をおすすめします。
急な発症(数時間以内の混乱・けいれん後の記憶喪失・突然の麻痺等)※ ドック対象外です。まず #7119(救急相談) または救急受診をご検討ください。

該当数2〜3個の方へ — 「気になるけれど症状が決定的ではない」 段階で、客観的な数値での評価をご希望の方:

まとめ:該当数で「現在地」を整理。2〜3個=ドックで定量評価4個以上=ドックで優先的に評価急性発症は救急受診 が目安です。

こんな方に当院の認知症・脳卒中ドックがおすすめ

記憶のお悩みは、状況により最適な評価方法が変わります。当院の 「認知症・脳卒中ドック」(自由診療) は、採血・認知機能検査・3テスラMRI/MRA を一度に評価 することで、「自分の現在地」を客観的な数値で把握したい方に適しています。下表で ドック適応の目安 をご確認ください。

こんな状況の方 ドックでできること
まだ明確な症状はないが漠然と記憶の不安がある採血(甲状腺・ビタミンB12等)+認知機能検査(Mini-Cog/TMT A-B)+3テスラMRI/MRA で 「現在地」を可視化
ご家族に認知症の方がいる・将来のリスクを管理したい14因子の主要項目を一括評価+神経内科専門医による 個別リスク説明
40代後半〜70代で記憶力が気になるMCI(軽度認知障害)の早期発見+生活アドバイス。早い段階での介入が将来の進行抑制に重要
生活習慣病で通院中(高血圧・脂質異常・糖尿病)脳の合併症リスク(無症候性脳梗塞・微小出血等)を3テスラMRIで評価。主治医のフォローと併用可能
運転・お仕事で記憶力が必要客観的な認知機能スコアで 現状把握。継続的な変化追跡が可能
健康診断的に脳の状態を知りたい包括的脳ドック(MRI/MRA・頸動脈MRA・5日ホルター心電図(Advanced以上)・採血)
セルフチェックで2個以上該当記憶の不安を 定量的に整理。専門医面談で「次の一歩」を決定

⚠️ 緊急時の対応について

突然の麻痺・けいれん・激しい頭痛・意識の急な変化を伴う場合は、まず #7119(救急相談) または 救急受診 をご検討ください。これらの症状はドックの対象外で、緊急の医療対応が必要です。

「自分はドックの対象に当てはまるか」 を確認したい方は、まずお電話でご相談いただくこともできます。

まとめ:「気になる」段階での定量評価が当院ドックの強み。神経内科+総合内科の両専門医が画像・認知機能・血液データを統合し、あなたの優先順位を一緒に整理します。

記憶の仕組みと「記憶障害」のタイプ

  • 記銘・保持・想起の3段階のどこでつまずくかで、忘れ方が変わります(注意散漫=記銘低下/アルツハイマー病=保持障害など)。[1]
  • 健忘型(新しいことを覚えにくい)/注意・遂行機能型(段取り・二つのことを同時に行うのが苦手)/言語・視空間型など。
  • うつ病や不眠・不安、薬の副作用(抗コリン薬など)でも記憶が落ちることがあります。[11]
まとめると:「記憶」は注意→記銘→保持→想起の連携です。病気だけでなく気分・睡眠・薬も影響します。

記憶障害の主な原因と代表疾患

カテゴリー 代表疾患 ポイント
変性疾患 アルツハイマー病(AD)/レビー小体型認知症(DLB)/前頭側頭型認知症(FTD) ADは記憶障害が中心、DLBは幻視・動作緩慢・寝言で暴れるなど、FTDは性格変化・脱抑制が目立つことがあります。[1]
血管性 血管性認知症 脳梗塞の多発/歩行障害・注意障害が目立つことがあります。[1]
可逆性 甲状腺機能低下症、ビタミンB12欠乏、うつ病、睡眠時無呼吸、薬剤性(抗コリン薬・ベンゾジアゼピン等) 採血・薬剤見直し・睡眠評価が有用です。[1][11]
その他 正常圧水頭症(NPH)、慢性硬膜下血腫、脳腫瘍、アルコール関連障害 など 歩行障害+尿失禁+認知低下(NPHの三徴)などは画像で評価します。[1]
まとめると:原因は変性・血管性・可逆性・その他に分けて考え、採血・画像・薬剤見直しで方針が見えてきます。

一過性全健忘(TGA)

突然、数時間だけ新しい記憶が作れず、同じ質問を繰り返す一方、意識は清明で複雑な作業は保たれることが多い病態です。多くは自然に回復し、後遺症も少ないとされますが、当初は脳卒中やてんかんとの鑑別が必要です。[10]

まとめると:TGAは数時間で自然回復することが多い良性の健忘ですが、初回は他疾患との見極めが大切です。[10]

記憶障害の検査方法(問診・検査)

検査 目的・分かること 実施の目安
問診(本人+ご家族) 発症時期・経過・日常生活の支障(IADL/ADL)・服薬歴・睡眠/気分。 初診の基本。ご家族の情報が非常に有用です。[1]
簡易認知検査(Mini‑Cog/MoCA/MMSE/長谷川式(HDS‑R)) スクリーニング・重症度の目安。MoCAは軽い障害に敏感。[12][13] 健忘の種類や注意・遂行機能の偏りを把握します。
採血 甲状腺機能・ビタミンB12・電解質・炎症反応など。 可逆性原因の見落とし防止に。[1]
頭部MRI 血管性変化・萎縮パターン・腫瘍・慢性硬膜下血腫・水頭症などの評価。 症状・年齢・経過に応じて選択。[1]
聴力・睡眠評価 聴力低下・睡眠時無呼吸は記憶に影響。補聴器介入で高リスク群の低下を抑制した報告も。[6] 聞き取りにくい/いびき・日中眠気などがある場合。
バイオマーカー(髄液/PET等・血液p‑tau217など アルツハイマー病の病理学的裏付けに有用。近年は血液バイオマーカー(p‑tau217等)も登場し精度が高い報告がありますが、現時点では保険適用外であり、検査体制・偽陰性/偽陽性の課題もあります。[9] 専門施設と連携し、適応・リスク・費用をご説明の上で検討します。
まとめると:問診+簡易認知検査が土台で、必要に応じて採血・MRI・聴力・睡眠、さらにバイオマーカーを検討します。

同じ検査を1日でまとめて受けたい方へ — 当院ドックでは 採血・認知機能・3テスラMRI/MRA をワンセットで実施し、後日の専門医面談で結果を統合します。

認知症の予防・生活(リスク低減)

世界的レビューでは、ライフコースにわたる因子の是正(教育・聴力・血圧・糖尿病・喫煙・運動・抑うつ・社会的孤立・睡眠・肥満・飲酒・外傷・大気汚染 等)で、将来の認知症の約40〜45%が遅らせられる可能性が示されています。[4][5]

  • 血圧管理:高血圧の方では、強化降圧MCI(軽度認知障害)発症を減らした報告があります。[7]
  • 聴力対策:高リスク高齢者で補聴器介入が3年で認知低下を約半減(サブグループ)した報告。[6]
  • 運動・認知刺激・社会交流:歩行・筋力トレ・読み書き・会話・趣味活動を続けましょう。[4]
  • 薬剤の見直し:抗コリン作用の強い薬は可能な範囲で控える検討を(主治医と相談)。[11]
まとめると:血圧・聴力・運動・交流・睡眠・禁煙など、できる対策の積み重ねが将来のリスク低減に役立ちます。[4][7][6]

治療と支援(薬物・非薬物)

  • 薬物療法:アルツハイマー型認知症では、コリンエステラーゼ阻害薬(ドネペジル等)やメマンチンが症状を緩やかにする効果が報告されています。[1]
  • 疾患修飾療法:抗アミロイド抗体(レカネマブ/ドナネマブ)は早期アルツハイマー病で臨床的低下を抑制した大規模試験が報告されています。[8][8b]
  • 非薬物療法:環境調整(カレンダー・薬箱・メモ)、運動・栄養、睡眠衛生、家族教育、ケアマネ連携、地域資源の活用。
  • 安全の確保:服薬・火の取り扱い・運転・金融詐欺など、早めの話し合いと見守り体制が重要です。
まとめると:薬+生活の整えが両輪です。疾患修飾薬は適応と安全性で厳密に判断されます。[1][8]

よくある質問(FAQ)

当院の認知症・脳卒中ドックは、どんな方に向いていますか?

まだ明確な症状はないが将来のリスクが気になる方、ご家族に認知症の方がいる方、生活習慣病(高血圧・脂質異常・糖尿病)で通院中の方、40代後半〜70代で記憶力が気になる方、運転やお仕事で記憶が必要な方に特におすすめです。採血・認知機能検査・3テスラMRI/MRAを一度の受診で評価し、神経内科専門医の面談で 「次の一歩」 を一緒に整理します。詳細は #ドック適応の目安 をご参照ください。なお、突然の麻痺・けいれん・激しい頭痛など 急性症状を伴う場合は#7119(救急相談)または救急受診 をご検討ください。

「さっき何を話していたか忘れる」が気になります。受診の目安は?

単発の物忘れは加齢でも起こります。ただし、同じことを繰り返し聞く・約束や予定を忘れる頻度が増えた・ご家族が変化に気づくといったサインが2つ以上ある場合は、専門医評価をおすすめします。#セルフチェック の該当数も参考にしてください。

脳ドックは受けたほうが良いですか?

当院では認知症・脳卒中に特化したドック(認知症・脳卒中ドック)を行っています。ご家族に軽いもの忘れを指摘された方、高血圧・糖尿病・不整脈などのリスクがある方、運転やお仕事で記憶力が気になる方におすすめです。Advancedコース(149,000円・税込)が標準で、3テスラMRI/MRA・頸動脈MRA・認知症リスク採血・認知機能検査(Mini-Cog/TMT A-B)+5日ホルター心電図を含みます。詳細は 脳ドックページ をご確認ください。

どんな採血をしますか?

甲状腺・ビタミンB12・電解質など、可逆性原因の確認を行います。状況に応じて炎症反応等も追加します。[1]

血液でアルツハイマー病が分かるって本当ですか?

はい、可能性があります。p-tau217などの血液バイオマーカーが高い診断精度を示し、臨床導入が進んでいます。ただし、検査体制偽陰性/偽陽性の課題があり、現時点でp-tau217は日常臨床ではまだ利用できません[9]

家でできる工夫は?

カレンダー・メモ・薬箱・スマホのリマインダーの活用、物の定位置化、十分な睡眠、運動と会話聴力対策をお勧めします。[4][6]

認知症のリスクを低減する方法はありますか?

あります。高血圧の管理、禁煙、適度な運動、バランスの良い食事、良質な睡眠、社会交流、難聴対策、糖尿病やうつ病の治療、飲酒の見直しが役立ちます。詳しくは 認知症リスク低減ページ をご参照ください。

アルツハイマー型認知症の薬はありますか?

コリンエステラーゼ阻害薬メマンチンは症状を緩やかにします。抗アミロイド抗体早期が対象で、適応とリスク(脳浮腫/微小出血等)の説明と専門体制が必要です。[1][8][8b]

大﨑 雅央 院長の写真

この記事の監修者

院長 大﨑 雅央(Masao Osaki)

吉祥寺おおさき内科・脳神経内科
日本神経学会 神経内科専門医/日本内科学会 総合内科専門医

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参考文献(エビデンス)

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  1. Arvanitakis Z, Shah RC, Bennett DA. Diagnosis and Management of Dementia. JAMA. 2019;322:1589–1599. JAMA
  2. Petersen RC, et al. Practice guideline update summary: Mild cognitive impairment. Neurology. 2018.(MCIの定義・進行率の報告)
  3. Marcantonio ER. Delirium in Hospitalized Older Adults. N Engl J Med. 2017;377:1456–1466. NEJM
  4. Livingston G, et al. Dementia prevention, intervention, and care: 2020 report. Lancet. 2020;396:413–446. Lancet
  5. Livingston G, et al. 2024 report update. Lancet. 2024.(修正可能因子14項目・理論上45%)
  6. Lin FR, et al. Hearing intervention vs health education to slow cognitive decline (ACHIEVE). Lancet. 2023;402:786–797. Lancet
  7. Williamson JD, et al. Effect of Intensive vs Standard Blood Pressure Control on MCI. JAMA. 2019;321:553–561. JAMA
  8. van Dyck CH, et al. Lecanemab in Early Alzheimer’s Disease. N Engl J Med. 2023;388:9–21. NEJM
  9. Sims JR, et al. Donanemab in Early Symptomatic Alzheimer Disease. JAMA. 2023;330(12):1005–1015. JAMA
  10. Palmqvist S, et al. Blood Biomarkers to Detect Alzheimer Disease in Primary and Secondary Care. JAMA. 2024;332:(online). JAMA
  11. Coupland CAC, et al. Anticholinergic Drug Exposure and Risk of Dementia. JAMA Intern Med. 2019;179:1084–1093. JAMA Intern Med
  12. Ropper AH. Transient Global Amnesia. N Engl J Med. 2023;388:1227–1232. NEJM
  13. Nasreddine ZS, et al. The Montreal Cognitive Assessment (MoCA). J Am Geriatr Soc. 2005;53:695–699.
  14. Borson S, et al. Improving identification of cognitive impairment in primary care (Mini-Cog). J Am Geriatr Soc. 2000;48:S166–S170.